イベントレポート:プラッツの明日を語ろう
昨年度から、プラッツをこれまで以上に魅力的な施設にし、市民の誰もが利活用しやすい施設としていくため、ワークショップ「プラッツの明日を語ろう」を開催しています。
今年度の1回目を9月25日に開催し、市民のみなさんと一緒にアイディアを出しあいました。
◆日程:2021年 9月25日(土)14:00~16:00
◆場所:プラッツ 第5会議室
◆参加者:4名
実施内容
プラッツが目ざしている目的や業務内容を、パワーポイントをもとに具体的に説明をした後、プラッツの施設や事業について良いこと(Keep)や残念なこと(Problem)について意見だしし、続いて残念なことの改善策(Try)について話し合いました。
参加者からのご意見
良い点
〇スタッフが挨拶など積極的に声をかけくれること。いいスタッフがいる施設なので使わないと損。
〇悩みがあるとまずプラッツで相談にいく。多様な経験(キャリア)のあるスタッフがいて、よろず相談をしてくれて助かっている。
〇プラッツは、オンライン化で府中の先端をいっている。市民のボトムアップをプラッツが担っているのではないか。プラッツのIT化は進んでいる。市民は10周遅れであるが、我慢強く継続して支援してもらいたい。
〇5階のオープンな空間が開放的で良いなと思っている。障害のあるいろいろな方が楽しんでいる様子が見られ、本当に素晴らしいと感じている。教員として特殊学級(今でいう支援学級)を見ていたが、松葉づえをついたり車イスの生徒達はこなかった。
〇青少年スペースについて、カギっ子も多いと思うので、誰かに会える環境は子どもたちにとって良いと思う。
課題と提案
〇施設について
・5階オープンスペースで打合せの際、隣の声が大きかったり、子どもが走りまわっていたりなどあり、利用ルールを見直してもらいたい。
⇒緑のパーテーションや縦長のホワイトボードを活用いただきお互いさまの精神と、お子さんが走りまわる件については、スタッフが注意喚起を行います。
・利用料金について、文化センターに比べ割高。団体の運営は会費で賄っているので、利用料金は重くのしかかる。利用料金(市内料金)はもっと段階を分けるべき。例えば市民に還元した活動であるのか否かなど。利用料金は3段階程度に分けてはどうか。ボランティア団体か趣味を楽しんでいる団体か、市民に還元しているのかどうかなどの視点での分類はどうか。そして、市民か市民以外かの料金を変えるべきではないか。
⇒市民に還元する活動という解釈はとても難しい。
⇒利用料については条例等で決まっている。ご意見を市に伝えることはできる。
・会議室の予約変更の手続きがもう少しスムーズにならないか。市の予約システムが古いため使い勝手がよくないようだ。
・皆さんの話を聞いていて難しいなと思うのは、たくさん利用してもらったほうが良いのかどうか。
みんなが使うようになると、取りにくいという弊害ができる。何をターゲットにどのくらいやっていくのか?どんどんPRしたほうがいいのか等念頭に置きながら改善するほうが良いのではないか。
〇広報&IT化
・プラッツはよくやっているが、活動の広報がもっと必要。スマホにもっと情報を流すことが必要では。
・様々な事業をしていて、素晴らしい取り組みであってもそれを活用できているのは、市民のほんの一部。⇒どのように伝えていく(我が事)としていくか課題。
・災害などの際、テレビでもスマホを見てもらうように促している。高齢者に使い方を広めていく。(紙からスマホに)プラッツにもその流れを後押ししてほしい。プラッツが、府中市民のIT化のボトムアップを担ってもらいたい。
・要支援者が地域にいて、市役所に手を挙げている人がいる。しかし自治会でその協力をするという手を挙げていない限りは伝えられない。
・家庭内でWifi環境が整っていない。デジタル化が進む一方で、行政がアンテナを立てる必要がある。貧しい人はできないのが今のデジタル化の推進。
〇登録団体連絡協議会の開催について
・親睦を深める、資金の調達のため、企業の社会貢献(推奨されているはず)などの観点から連携する必要がある。プラッツから各法人会などに話してもらい、市の補助金ではなく、民間のお金を活用するような機会を設定してほしい。協働まつりの企画委員という係りをもう少し広げていけないか。定期的に話せる機会があれば良いのではないか。何のために交流するのか?あまり関係性がない場合は人と知り合うといういい面もあるものの、テーマが必要なのではないか?出席者が変わってくると思う。
⇒協働まつりでは団体どうしの交流企画を検討している。
〇その他
・団体の分類ができる名簿があると良い。
⇒プラnetを紹介
実施を通して
ハード面では、前回に続き、会議室利用の手続きの煩雑さや利便性の改善についての意見がありました。特に今回は利用料金についての意見が出されています。こちらについては市の条例等にも絡み、改善策の提案はなかなか難しい面があるようですが、市に意見としてお知らせ予定です。
また、オープンスペースの利用について、パーテーションの柔軟な利活用についてもご意見がありました。もともと、オープンなスペースでのいろいろな団体や個人どうしの交流の創出を目指しての運用であることをご理解いただけるように努めていきたいと考えています。
ソフト面では、IT化と広報の意見が出されました。IT化については、プラッツが市内のIT化を牽引してもらいたいとのご意見をいただきました。プラッツ内でもスキルアップを重ねながら、府中市内全域のDX推進への支援も継続していく予定です。
また、広報についてもこれまで以上にSNSを活用した広報を推進しつつ、紙やHPなどの広報ツールも利活用し、より多くの人に届く広報を模索していきたいと考えています。
また、登録団体どうしが親睦を深めたり、企業と連携できる機会を設定してほしいとの意見もありました。コロナ禍で、リアルな会議などを企画できる状況ではありませんでしたが、団体どうしの交流を目的とした交流会は例年企画していますので、対象者の幅を広げた企画も検討していきたいと考えています。
お忙しい中、お集まりいただいた皆様には、貴重なご意見をいただきました。第一の反省点として、ご参加いただける方が少なかったことを挙げなければとなりません。より多くの方のご意見を聞くべく、次回以降一層集客に力を入れていきたいと考えております。