「コミュニティカフェ地域のたまり場開設講座1/10」開催報告
全8回シリーズ「コミュニティカフェ・地域のたまり場開設講座」がスタートしました。コロナ禍で様々な取り組みが中止にされている中、このような時期だからこそ、人と人とのつながりや助け合いの必要性が高まっており、「居場所」作りに期待が寄せられています。
コミュニティカフェ開設講座
~第1日目開催レポート~
■受講者全員の自己紹介からスタート!
受講者のお住まい地域は、府中市内はもちろん千葉、埼玉、神奈川などの関東だけではなく香川や大阪など、さまざまな場所から参加していただけたことはZoom講座の利点でした。
また、聴覚障害者のためのコミュニティカフェを開きたい、自宅リビングを住み開きしたい、地域に住む外国人と地域住民が繋がれる場所を作りたいなど、受講の思いを紹介し合いました。
■コミュニティカフェの概論
公益社団法人長寿社会文化協会、全国コミュニティカフェ・ネットワークの昆布山良則さんに概論をお話していただきました。人と人が交差する自由な空間、あらゆる情報の交差点となる場所・友達を作る場所・もっと素敵な生き方にチャレンジするきっかけになる場所、それがコミュニティカフェです。
社会的孤立が進む中、安心・安全な地域づくり、心の安らぎ、仲間づくり、子育ち支援、就労支援やまちの活性化に効果があるとされ、社会保障を保管する互助機能として、効果が期待されています。
その具体例として、全国の様々な取り組みが紹介されました。
そして、コミュニティカフェを始めるヒント、長く続ける秘訣、コロナとどう対峙していくか、それぞれ工夫が必要だという話で締めくくられました。
■コミュニティカフェの取り組み紹介
実際にコミュニティカフェを開設されて7年の実績を持つお二人から、開業の経緯と取り組み内容についてお聞きしました。
・「下町カフェあみちえ」
石川寛子さんからは、テレビディレクター時代から培った、時間をかけて信頼関係を築くこと、危機に際しても実際にできる事から着実に対処することなど、夢を夢として終わらせないために一歩一歩着実に歩んでこられた、力強いお話をいただきました。
・「コミュニティガーデンカフェきゅ庵」
桑田厚子さんからは、無理をせず、自ら楽しむ!という緩やかなスタンスと人を巻き込む力こそが続ける秘訣であると伝えていただきました。
次回の報告は、コミュニティカフェ現地見学会として、府中の親子カフェ「kotocafe」の藤本さんに、店舗取得や内装、設備や経営面のお話などについて伺ったときの様子をお伝えします。