第1回 市民活動専門講座「コロナに負けない市民活動をつくる~振り返りとチャレンジ~」5/15開催レポート
地域の課題の解決に取り組む様々な人を応援するための専門的なスキルアップ講座です。
全12回を2022年3月まで実施します。
活動にすぐに生かせる内容は、多様な分野で活躍する多彩な講師陣でお届けします。
市民活動専門講座とは
地域の課題の解決に取り組む様々な人を応援するための専門的なスキルアップ講座です。
全12回を2022年3月まで実施します。
活動にすぐに生かせる内容は、多様な分野で活躍する多彩な講師陣でお届けします。
第1回 講座開催
第1回目は「コロナに負けない市民活動をつくる~振り返りとチャレンジ~」
コロナ禍により、社会のあり様があらゆる場面で大きく変わりました。
このようなときだからこそ、地域の課題に地道に取り組む活動が必要とされています。
これからの時代の変化を見据え、継続した活動を進めていくために、自分の団体の今を振り返り、一歩前に進めていくための視点と行動のヒントを学びました。
講師:松本祐一氏
NPO法人NPOサポートセンター 代表理事
多摩大学経営情報学部 教授
活動のモデルチェンジのとき
本日のテーマは「自分たちの在り方を振り返り、新しいチャレンジに向かうモデルチェンジのきっかけを1つでもつくる」こと。
「今の自分の団体は、精神年齢はいくつで、健康状態はどうですか?」との問いに、各自がインスピレーションでイメージします。
例えば「40才で、ちょっとメタボ」。
脂が乗ってイケイケだけれど、少し息切れしているので組織を絞ってブラッシュアップする・・・という感じでしょうか?
まずは、自分たちの「今」を俯瞰して正しく観察し、変わるものと変わらないものを見極め、進化をしていくことが大切と提言いただきました。
自分たちららしさ
「団体が直面している変化は何でしょう?」をブレイクアウトルームでシェア。
現代社会の様々な課題が見えてきます。
モデルチェンジを目指すためのキーワードは、「活動のフィールドでどんな変化が起こっているか」「自分たちにしかできないこと(求められていること)」「団体をスタートさせたときの思い」。
市民活動やNPOが解決しようとしていることの特徴は、個人によって多様な課題があること、あまり知られておらず対応する制度がないような新規性があることが多いために理解してもらいにくいこと。
けれど、それらを逆手に取って、発想を転換して「自分たちらしさ」を再構築すると気づきが得られると背中を押していただきました。
今日からできる3つのアクション
コロナ禍により、今まで行ってきたことが単にオンラインに変わっただけではなく、この変化がマイナスではなく「よくなっている」と思うところから始めることで、得られるものが増えていくという視点の持ち方を伝えていただきました。
今までのやり方に縛られない、むしろ、集客が少ないからこその利点に着目することも重要で、そこでどんなプラスができるか。
この後すぐではなく、3~5年後の自分たちはどうなっているか考えることを踏まえ、「今日からできる3つのアクション」を伝授していただきました。
講師からの「今日感じたことを忘れないうちに発信・共有するように」との宿題をエールとともに受け止めた参加者の皆さんは、きっと、今日!今すぐ!仲間や家族に伝えたり、SNSなどで発信したりしていることでしょう。
ラストの集合写真の皆さんの笑顔を見てください! きっと新しい一歩を踏み出していかれることでしょう!
講師情報:松本祐一氏
NPO法人NPOサポートセンター https://npo-sc.org/