「団体が成長するための助成金申請講座~理論と実践~」8/21開催レポート
8月21日(土)に、専門講座「団体が成長するための助成金申請講座~理論と実践~」の第1回(全2回)を「シーズ・市民活動を支える制度をつくる会」元代表の松原明さんを講師にお迎えして開催しました。また、平成29年度以降市民活動応援助成金に毎年採択されている「地域を明るくするリハビリテーション専門職の会」代表の小野雅之さんをゲストにお迎えし、申請から活用まで実体験を交えてお話いただきました。
団体が成長するための助成金申請講座~理論と実践~
助成金は結婚と同じ
助成する団体にもミッションがあります。どんなにいい活動をしていても助成団体のミッションと合致しなければ採択は難しくなります。
結婚と同じで、お互いのニーズが合えば結婚できるというわけです。相手がしたいことを理解するためには、応募要項をしっかり読んで、募集内容が自分の団体がやりたいことが合っているかどうかをチェックしていくことが大事とのことです。
助成金の申請で心がけたいこと
助成金は、助成財団のニーズと団体の活動内容がマッチすることで支給されるものです。採択を意識して団体の活動方針を安易に変更するのではなく、マッチする助成団体を根気よく探していきましょう。
申請にあたっては、応募要項に書かれたニーズを確認することや、活動のロジックをしっかりと立てることが重要になります。助成プログラムが求めているのは、基本「解決策」です。
申請書の作成にあたっては、課題2割、解決策4割、成果2割、展望2割など、解決策を中心に作成することが大切です。解決策では活動・何をするのか、スケジュール、予算、人員体制・連携体制などを記載し、ロジックきちんと作ります。
助成金申請書の紹介・作成を通した実践
講座では、松原さんから助成金の基本情報や申請書の書き方について、小野さんからご自身が提出された申請書について、お話がありました。また、プラッツの担当から市民活動応援助成金についてのガイダンスがありました。
「短期で結果が出る事業のほうが採択されやすいのか、それとも長期的な展望を見据えたほうが良いのか」や「一つの事業で複数の財団から助成金を受けても良いのか」など、参加者の方々からたくさんの質問もあり、アクティブな講座となりました。
終了後のアンケートでは
・「団体が成長するための・・・」という意味が良くわかりました。」
・「具体的にお話いただところが、わかりやすかったです。」
・「助成金の考え方から、申請書の作成のコツまで、濃い内容をとてもわかりやすく学べたとました。また、実際の助成金をとられた団体の方のお話は、これから申請を考えていらっしゃる団体の方にとって役立つ内容だったととても参考になりました。ありがとうございました。また来週の講座を楽しみにしております。」
という感想をいただきました。
次回は、申請書に必要な要素をワークシートに記入したものを事前に提出し、松原さんに添削していただきます。また、引き続き参加者の方々のニーズに合わせて、質疑応答や詳細の説明を進めていく予定です。