【市民活動専門講座】Canvaを使って!目にとまる!心がうごく!チラシ作成講座1回目開催しました。
多様なテンプレートが用意されているCANVAを使って、印象に残るチラシの作成方法を学び、クオリティの高いPR手法を身に着ける講座を開催しました。
1日目 万能デザインツール「Canva」
7月2日(土)、市民活動専門講座「Canvaを使って!目にとまる!心がうごく!チラシ作成講座」の1日目を、Zoomによるオンライン形式で開催しました。
自らチラシを作成してイベントや活動のPRを図ろうとしている団体や企業・学生を対象とした、「人が集まるチラシ」の作り方を学ぶ、全3回のチラシ作成講座の1日目です。
本講座はフルオンラインで行われ、質問がある場合などは、随時Zoomのチャットを使用しました。
CanvaをNPOに薦めたい理由
今回学ぶCanva(キャンバ)は、デザイナーでなくとも簡単にデザインすることができる万能なデザインツールで、チラシや名刺作成から動画編集まで、幅広く活用できます。
講師の林田全弘さんは、「NPOにおけるデザイン・広報」の重要性を強く感じ、NPOなどの広報物を手掛けるかたわら、NPOのスタッフ自身がそのデザインや作成を行うための実践的なCanva講座などを開催しています。
その林田さんがCanvaを薦める理由は3つあり、(1)パソコンやスマホで横断的に使うことができ、スタッフ間の利用端末や使用ソフトの違いによる影響を受けにくいこと、(2)リアルタイムでの共同編集を行うことができること、(3)条件を満たせば、より多くの機能を使える有料版を無料で使用できるようになることが挙げられました。講座のはじめに林田さんよりCanvaの基本機能について説明を受け、チャットでの質問に解説していただきました。
デザインの目的と「人が集まるチラシ」
「自己表現のためのアートと違い、何かの目的のため・誰かのために」するのがデザインだと林田さん。
チラシの対象者にとって「参加することで何が得られるかが明確である」という点を意識しながら、各自で「人が集まるチラシ」を作っていきます。
まずは林田さんから良いデザインについての話を伺った後、クイズ形式でのウォームアップ。「人が集まりそうなチラシ」はどれかを、Zoomのチャットを使用して回答しました。
その後、各参加者が考えるイベントや企画について、良いところを思いつく限り書き出し、キャッチコピーを考えるミニワークを行いました。講座内のワークではCanvaを使用し、Canva経験者は様々なツールを活用しながらステップアップを目指し、初心者の方も使いながら慣れていくように進めていきます。Canva上の共有のワークシートに入力を行うことで、共同編集も体験しました。同じシート上で作業がかち合ってしまうこともありましたが、その場合の対処や回避方法についても教えていただきました。
デザイン(表現)のための準備
それぞれにイベントや企画についての良いところを書き出した後は、情報の「整理」を行います。
いきなりパソコンに向かってデザインするのではなく、まずは情報や動機の整理から始めていくという、デザインの手順を学びました。これらは、すべての広報物に共通する手順で、はじめにしっかりと「整理」をして、デザインの物差しになるものを明確にしておくと、続く「発想」・「表現」に繋げていくことができるそうです。
各々、「そもそも何のために」「参加する人は何が得られるのか」「どんな人に参加して欲しいのか」「忘れてはいけない基礎的な情報」などを整理し、新たな共有ワークシートに入力し、改めてキャッチコピーを考えます。
筆の進み具合は様々ですが、共同編集の特徴として、リアルタイムに他の参加者の入力内容を見られるため、この点はいい刺激になるようです。
読んだ人が得られることを想像してワクワクするようなタイトルを
「デザインは料理と同様に実践学である」と林田さん。自分自身で実際に作れるようになることを目指し、次回までに各自宿題用の共有ワークシートを仕上げてもらいます。今後の作業の軸となる情報を整理するとともに、読んだ人が参加したくなるようなワクワクするタイトル・コピーをひねり出します。
ポイントは、読み手に分かりづらい専門用語を使わないことや、参加すると得られることは自信を持って言い切ること。皆さんのワークシートの仕上がりが楽しみです。