地域のたまり場・コミュニティカフェを知ろう(2022年12月12・19日)開催報告
2021年12月にコミュニティカフェ入門編の位置づけとなる「地域のたまり場・コミュニティカフェを知ろう」(全2回)を実施しました。1回目は大阪の千里ニュータウンなどで活躍されている田中康裕さんのオンラインセミナー。2回目は谷保地域に点在するコミュニティカフェ巡りを実施しました。
「まちの居場所の紡ぎ方」オンラインセミナー12月12日実施
「第三の居場所 地域のたまり場・コミュニティカフェを知ろう」の第1回目は「まちの居場所の紡ぎ方」ということで、Ibasho Japan代表、千里ニュータウン研究・情報センター事務局長の田中康裕さんにご登壇いただきました。
大阪府千里ニュータウンの「ひがしまち街角広場」や、岩手県大船渡市の「居場所ハウス」の運営に関わってこられて、そこでの気づきなどをお話しいただきました。
子どもたちが学校帰りに「お水ちょうだい」と立ち寄れるような場所、運営側と来場側の垣根が無いような関係、一人でも堂々と居られる、いろいろな役割を来た人も担える余白、やりながら空間にも手を加えていける未完成さ・・・そんな一つ一つのエピソードが飲食店でもない公共施設でもない第三の居場所の魅力であると思います。
谷保駅周辺コミュニティカフェ巡り12月19日実施
「第三の居場所 地域のたまり場・コミュニティカフェを知ろう」の第2回目は、谷保駅周辺の3か所をめぐりました。
1か所目は「やぼろじ」。旧家の持ち主が、地域の活動に役立ててほしいという、「谷保の家再生プロジェクト」からスタートして、いくつかの機能や運営方法に挑戦しながら、現在の形、暮らしに関するさまざまな職能を持った人たちや地域のNPOとで、家をシェアする形態に落ち着きました。
この日は南向きの座敷では味噌作りワークショップ参加中の親子でにぎわっていました。
2か所目は「谷保のネオおばあちゃん家」。スクールカウンセラーが子どもの問題を解決してくれるわけではない。やはり子どもをめぐる多方面からの地域の見守りの視点が大事だと感じる場所でした。駄菓子や漫画をツールにのんびり過ごせる自宅以外の場所があるって、子どもたちにとって魅力的ですね!
3か所目は「Cafe ここたの」。NPO法人くちたち富士見台人間環境キーステーションのプロジェクトとして、又、一橋大学のサークル活動の一つとして実施しています。大学で学んだ知識を実践する場であり、社会経験豊かな市民と学生が一緒に活動する場であり、団地の活性化に大きく寄与しています。
素敵な三つの居場所・コミュニティカフェをみんなで遠足のように楽しく巡ることができました。
参加した皆さんもそれぞれに実現してみたい場のイメージがおありの様子。
プラッツでも、そんな居場所づくりを積極的に応援していきます!