入門講座Oneday特別編「ガクチカに書くこと見つけませんか?今できることがここにはある!」5/15開催報告
令和4年度市民活動入門講座 Oneday特別編の講座「ガクチカに書くこと見つけませんか?今できることがここにはある!」が、5月15日(日)に開催されました。ファシリテーターには、“てっちゃん”こと、山梨学院大学の学習・教育センター特別講師/NPO法人bond place代表の小笠原祐司さんをお迎えし、先輩社会人を交えてのコミュニケーションワークショップというスタイルで講座が行われました。
チェックインで解きほぐし
少し緊張感が漂い、固くぎこちない感じで受付を済ませた、参加者の大学生8名。サポート役の先輩社会人として“てっちゃん”の新旧ゼミ生6名とプラッツ職員も参加し、まずは輪になって座り講座がスタートしました。
小笠原さんは、「輪になってもらったのは、この講座は一方的に教えることではなく、この場所で悩みや不安を一緒に話すという目的があるからです。そもそも自分は今何が不安なのか、他の人はどうなのか、を整理していけるといいと思います。就活の仕方や学生時代の過ごし方は答えが一つではありません。学生により近い立場の先輩社会人がサポート役になるので、自分に近い答えを一つでも持ち帰ってほしいと思います」と講座の目的を説明されました。
グループワーク1 就活の不安・気がかりを「見える化」しよう
就活への漠然とした不安を明確にするため、サポート役の先輩社会人と学生数名というグループに分かれてワークを開始しました。学生たちは自分が不安に思っていることを1枚ずつポストイットに書き出し、文字にして「見える化」していきました。参加者の学生たちだけではなく、先輩社会人たちも同じように当時のことを思い出しながら書き出していきました。
1枚のポストイットに込められたそれぞれの思い、たとえば「自己アピールのポイントがわからない」といった不安に対して、すかさず先輩社会人は「学生のうちに何を身につけたらいいか、わからないよね」と自分のポストイットを貼りながら呼応し、話がどんどん弾んでいきました。他にも「ガクチカって、そもそもどういうことをまとめたらいいの?」「就活に必要な自己PRって、何をどれくらいすれば書いていいものなの?」「自分に一体何が合うのかわからない」「ずっとそこで働くの?」などなど、多くの疑問や不安な思いが挙がっていきました。
グループワーク2 気になるものに★マークをつけよう!
たくさん出てきた不安な思いの中から、特に気になるものに★マークをつけていきました。★マークの多い、不安や気がかりなことをどうしたら解消できるかをグループ全員で話し合うことになりました。
★マークの多かったお悩みの1つは「自分の得意なことがわからない」ことがありました。それに対し先輩社会人から「得意じゃないと思っていることでも、やってみると意外と性に合うこともあって自信がつく」とのアドバイスがありました。また「得意なことが分からないのなら、苦手なことを挙げてみたら?」という助言もあり、学生たちは「そうかー、なるほど!」と視点が変わって、目を輝かせながら聴いていました。
チェックアウト 沈黙の時間から収穫(ハーベスト)まで
グループでの話を終えてから、全員でまた車座になり、「何を感じ、何を思ったのか」を味わう沈黙の時間を過ごしました。その後、「自分と同じ気持ちの人がいてうれしかった」「ガクチカの枠に囚われていた」「自分のやりたいことを見つけるために行動をする」など、今日収穫したあふれる思いをわかち合いました。
参加者の皆さんは今日、この場に足を運んだことで、大きな一歩を踏み出したのではないでしょうか。
※「ガクチカ」とは?!
「ガクチカ」…就職活動(就活)に必要なエントリーシートの項目「学生時代に力を入れたこと」の略語です。
(市民ライター 亀谷のりこ)
【6/26開催】ガクチカ実践編 今できることがここにある!
他の大学生と話しをしたり、様々な活動を経験している社会人や大学生の話を聞いてみませんか。そして7月~8月にできる活動や体験を紹介します。この機会に一歩踏み出す実践を!