「ちょこっとプロボノ@府中」5月14・21日に説明会・登録会を開催しました!
「ちょこっとプロボノ@府中」では、5月14日、21日に市内の公益的活動をしている団体を対象に、説明会・登録会を実施しました。仕事だけじゃない人生を地域で築くために、まず誰かのために「ちょこっと」動いてみたらどうでしょうか?また、「ちょこっと」お手伝いしてもらってみてはどうでしょうか?
「プロボノ」ってなんだろう?
仕事だけじゃない人生を地域で築いていくために、まず、誰かのために動いてみたらどうでしょう?
自分では気が付かなかった、当たり前に使っている仕事のスキルを誰かのために。
なんでもいい、経理や交渉ごとの経験など何でもいい、ほんの少し世界を広げてありがとうと言われる経験を積んで、自分という人間が何ができる人かを語れるようになる、そうしないと前には進めません。その循環を続けていくこと、助走を続けていくことで、経験を積み、地域のその人の居場所ができたり、起業したりする人も現れる、何かを探している、なにか経験の場を求めている人に、プロジェクトを提供して、自分たちの団体が底上げされる、それがプロボノです。
「GRANTアワード2022」受賞
オンライン社会参加プラットフォーム「GRANT」を活用した令和3年度の「ちょこっとプロボノ@府中」には、4団体が参加、15プロジェクトが誕生しました。結果、4団体11プロジェクトが完了。GRANTアワード2022として、最多活用賞には「地域を明るくするリハビリテーション専門職の会」、ベストコーディネーター賞には「ちょこっとプロボノ@府中」が選ばれ、6/14に表彰を受けることになりました。
5月14日(土)プロボノ説明会では
この日は、6名の市民活動団体の方が参加しました。
「地域を明るくするリハビリテーションの会」代表の小野雅之さんに実際にプロボノプロジェクトを実施してどうだったのか、そこから見えてきたプロジェクト実施のコツなどをお話しいただきました。
小野さんは昨年度の登録説明会に参加した後、1週間以内に4プロジェクト立ち上げ、年間では7つものプロジェクトを立ち上げました。プロボノによって団体の成長速度が急速に上がり、自分自身も「恩送り」として、品川のプロボノプロジェクトにワーカー側としても経験したそうです。7つのプロジェクトに参加してくれたワーカーは市内の方が5名、市外の方が2名、既知の方が半分以上だったとのこと。昨今はオンラインだけでも成立するプロジェクトが多く、実際一度もリアルではお会いしていないワーカーさんもいるそうです。
いくつかコツを教えてくれました。
- みなさんの困りごとを助けてくれるワーカーさんはほぼいます。とにかく困りごとを分かりやすいように掲載すればよいのです
- ワーカーさんとのやり取りは、スムースにいった場合もあったし、温度感が合わないと感じた場合もあった。相性などが合わない場合は早期にプロジェクトを完了させる、という判断をすることも大事かもしれない
- プロジェクトを作るコツは、内容をできるだけ細分化してアップすることです。『タブレットの使い方』ではなく、『タブレットでお気に入りの登録の仕方を教えてほしい』など。
- 団体紹介のポイントは、自分たちがその活動を通して、どのような社会・地域にしていこうとしているかをしっかり表現することです。活動の様子がわかる写真を入れること。HPがない団体は、プラnetの団体ページや、SNSを活用するのも一案。
参加者の方からも積極的に質問が出ました。
ロゴ、HPなどを作ってもらうときにの著作権については来場してくれていたサービスグラント事務局の方から、「プロボノワーカーに作ってもらったものに関しては、著作権は団体に帰属する。プロジェクトが始まるときの面談で、気を付けたいポイントをきちんとお伝えし、確認しておくとよい」というアドバイスもいただけました。
また、報酬についての疑問には、「報酬の高い低いと、マッチングの成立しやすいかどうかは関係ない。ほとんど無料で交通費程度のことが多い。機材をプロボノ側で用意してもらうなどの場合には、多少支払っているケースもみられる。」とのコメントでした。
5月21日(土)プロボノ団体登録・プロジェクト登録会では
登録内容を記入したワークシートを事前に作成し、登録方法を説明後は持参の端末で登録作業を開始しました。参加した6団体7名の方はGRANTへの団体登録、プロジェクト登録へと作業を進め、その場で2団体がプロジェクト登録まで完了、他の団体も大部分の入力を終えることができました。
残りの作業はそれぞれの団体に持ち帰り、メンバーとの合意を得て、登録完了となりそうです。
プロボノプロジェクトは、登録さえすればよい、というものではもちろんありません。それを見たワーカーさんとのやり取りは、双方が納得感を持って成果を得るために計画的に進めることが大切です。これからどのようなプロジェクトが上がってくるか楽しみです。
今回の説明会・登録会に参加されていない団体の方で、プロボノにご関心のある方は、個別にご説明いたしますので、いつでもお気軽にプラッツ職員にお声掛けください。
◎最後に「GRANTアワード2022」のお知らせです。
6月14日(火)13時~14時半 オンラインでの開催です。アワードの発表ならびに贈呈や、トークセッション、そして、アワード受賞者や参加者との交流など。GRANTに登録されている参加者や団体、プロボノ活動やボランティアに関心をお持ちの皆さまのご参加をお待ちしています。
詳細はこちら→ https://grant.community/news_articles/1#event