居心地のよい組織・関係の作り方 専門講座第2回 開催レポート
市民活動専門講座の第2回は「居地のよい組織・関係の作り」と題し、CRファクトリーの呉哲煥さんに、楽しくて、活気があって、成果が出るチームを作るためには、どのような点に気をつけていけばよいのか、話しをしていただきました。
「事業・活動」と「組織」のジレンマ
初めのテーマは、「事業・活動」と「組織」のジレンマです。ボランタリーなメンバーで構成されることが多い市民活動団体に共通する悩みとして、メンバーの「多様性」とメンバー間の「温度差」があります。この温度差を解消するための「コミュニティマネジメントの基本原則」が紹介され、メンバーの役割をコーディネートする重要性などが語られました。
メンバーの「動機付け」
後半では、活動に参画してくれるメンバーの「動機付け」についてワークを踏まえ、理解を深めていきました。活動してくれるメンバーがなぜ一緒に活動してくれるのか、その動機(=報酬)をしっかりと把握し、それを満たすことができるような配置、機会提供はとても大切になります。
「お金以外の報酬」
現在一緒に活動してくれているメンバーの「お金以外の報酬」について、改めて考えるグループワークも実施。団体のメンバーが何を報酬として考えているか、付箋に書き出したあと、グループごとに共有し多様な動機が紹介されていました。
参加者からは、「団体運営の課題がわかりやすく言語化されました。」といった声や、「報酬やコミットについて、改めて考えさせられた。大事にしていきたい」などの感想も共有され、第2回は終了しました。


