【市民活動専門講座6】支援者を増やし、団体活動が豊かになるための資金調達:イベントレポート
多くの団体の皆さんが課題を感じている「資金調達」。漠然とした不安や目前に迫る課題など様々な問題を、筋道を立てて解決への道を学び実践へとつなげる講座です。
「資金調達」とは、団体のヒストリーを俯瞰し、応援者を見つめ直すこと
今講座は、講義とワークショップを通し、資金調達について学びながら、自団体の今とこれからを見つめる講座ともなりました。
資金集めは、「この事業(活動)をするためにどうしたらお金をつくることができるか」と考えてしまいがちですが、まずは「5種類の資金獲得方法」と「自立に向けて自団体はどの段階にいるのか」を考えることが大事であり、事業が自立した後、段階別の資金バランスが重要であることを示していただきました。
団体の規模、年間の必要資金目標額、行政の資金かそれとも民間の資金を活用するのか、寄付や会費などの割合はどうかなど、配布された資料は図やグラフを多用して大変わかりやすく、それを見ながら自分の団体が「準備期、自立期、拡大期、発展期のどこにあたるか」を振り返り、「直近の資金調達での課題は何か」を考えました。その後、「人に寄付をくださいとお願いすることについての抵抗感」をグループで意見を交換。「自由に使える寄付が重要」であることや、さらに「心の負担が少なく寄付をお願いする3つの方法」を教えていただきました。
後半のワークショップでは、「団体を応援してくれている人を確認」し、「資金的・非資金的な関係者を貢献度や重要度で階層化する」作業を行い、自団体での行動に落としていきました。
参加者の声
参加者から以下の感想をいただきました。
- とてもわかりやすかったです。漠然とどうしようと思っていたことを整理することができ、どこにアプローチしようかアイデアが浮かびました。
- 様々な活動のヒントをいただけました。会のメンバーと共有、意見交換をまずきっちりとしてからでないと進まない段階なので、そこが終わってから次の段階だと思いました。
- 独学では学べない、構造的かつ体系的な学びができて、今後の活動の道筋が明確になりました。
- 事例を交えた講義がわかりやすかった。
- 団体活動の支援を得るための基本的な情報を得ることができました。団体内の活動状況がもっと整備されたら、もう一度聞きたいです。