団体の価値を再発見しよう!専門講座第1回 開催レポート
2025年度の専門講座第1回は「団体の価値を再発見しよう」をテーマに開催しました。講座では、参加者同士の会話を通じて団体の活動目的や特徴を改めて見直し、言語化したキーワードを基に団体を紹介しながら、その価値を再発見しました。
団体の特徴を知る
団体を説明するとき、ポイントは事業内容だけではありません。活動目的や、任意団体・法人といった組織形態、営利・非営利の別、地域密着度など、多様な視点から説明できることが重要です。
講座ではこれらに加え、運営の方向性を示すミッションや、団体ごとの意思決定の仕組み、ボランティアの特性(自主性・社会性・無償性・先駆性)、公益と共益の違いなど、運営に関わる基礎的な知識について解説がありました。参加者は講師の話を通じて、自団体の特徴を改めて深掘りしました。
活動を言葉にして、団体の価値を再発見する
後半は、前半で学んだ基礎知識を踏まえ、団体の活動や想いを言語化するワークを実施しました。NPOがまとまりを持って活動を続けるためにはミッションが不可欠であり、それを明確にすることで活動の方向性や社会へのメッセージ性が高まり、応援を集める力も増します。
自団体の魅力や強みを短時間でまとめるのは簡単ではありませんが、参加者は1分間の団体紹介に挑戦し、相互にフィードバックを行いました。
仲間を増やし、次世代につなぐために
参加者からは、「自分のやっている事、想いを言語化できた。」「自分の活動の再発見が出来た」「組織の形態(NPO、ボランティア、公益、共益)の正確な意味が分かり、それを強みにできることが分かった。」といった声が多く聞かれました。
市民活動団体やNPO法人は、ミッション達成のために仲間を増やし、多様な市民の共感・参加を得ながら進めます。活動目的が明確であれば、引き継ぎや次世代への継承も容易になります。今回の講座は、団体の存在意義を再確認し、今後の活動をより力強く進めるための一歩となりました。
半年を通して、団体の価値を再発見しつつアピール力を磨く今年の専門講座。単発参加も可能ですので、ご興味ある団体、個人の方はご参加お待ちしております。