府中若者ミライ会議 開催レポート
府中若者ミライ会議は、府中市が抱える実際の課題を、若者世代がグループワークを通じて施策を考えるワークショップです。若者世代が地域に興味を持つきっかけづくりとして、まちの課題を解決するプロセスを通じて、まちへの帰属意識を高めることを目的として企画いたしました。
日程は二日間とやや長めのワークショップでしたが、真剣に、そして和やかな雰囲気でグループワークを進めていました。
ふるさと納税について
府中市の魅力を伝える
「ふるさと納税」とはそもそも何だろう?からはじまったこちらのチーム。1日目は課題の洗い出しを事前課題と照らし合わせながら、実施しました。そこで現れたのは、「広報」「返礼品」「新規獲得」の3つの課題でした。その3つの課題を元に「地域への愛着」ということをベースに考えることになりました。2日目になり、「地域への愛着」をテーマに各課題を掘り下げていきます。最終発表に向け、時間があっという間に過ぎていく中、実現できるような提案をするために、市職員にヒアリングをしたり、データ資料を取り寄せたりなど、精力的に実施しました。チーム内での意見や打ち合わせの進め方などの相違があったりしましたが、その都度チーム内で歩調を合わせながら進めていました。
自治会加入促進について
若者が自治会で活躍するための施策
こちらのチームでは、若者が自治会に参加、活躍してもらうためにはどのような取り組みが必要か、地域のコミュニティを活性化させる為には何が必要なのかを2日間のグループワークで市職員も交えながらの話し合いを行いました。1日目はアイスブレイクタイムで少し緊張をほぐし、現状の課題を共有し、仮想自治会を設定して企画のアイデアを皆で出し合いました。2日目は最終的なゴールを意識しながら、自治会参加の促進に向けて、組織の見える化や魅力発信など時代にあった運営が必要なのではと具体的に解決に向けて話し合いを続けました。最終報告では地域の方からのアンケート結果から考えられる需要を形にしていく施策での提案となりました。最終報告では自信をもって発表している姿は頼もしくもあり、今回の提案により各自治会が新たな発想を柔軟に受け入れ、若者が気軽に参加できるコミュニティが広がれば良いと思いました。
最終発表会
各々のチームが試行錯誤した提案を発表しました。この2日間で、ずっと考えた提案をどのように具体的に、かつどのようにしたら伝わるのかを考えながら、最終発表の資料を作成していきます。最終発表では、多くの市職員が来館し各チームも緊張…。ですが、緊張しながらも各々の言葉で発表をしていました。発表後は来館した市職員も、前のめりになりながら発表を聞き、今後の施策にどのように生かせそうか、どのように意見が生かせるのかなどの言葉を交わしており、とても有意義な時間でした。
総括
参加者からは「ふるさと納税について深く考え府中への愛着が湧きました」「自治会がしていることや、市役所が思っていることを内側から聞く機会はとても貴重で有益でした」といった声をいただいています。
今後、参加者のみなさんがきっかけとなり、府中に関わってみたいという若者が増えていくことを願っています。