みんなの、府中の「防災・減災」交流会として、「災害が起きる前にどうする?起きた時にどうする?」(2019年12月22日)
毎年各地で起きる災害。もしもの時を迎える前に市民活動として準備できることが何かあるのではないか。プラッツでは市民活動団体のみなさんと、そして防災に興味関心のある方々と、普段からできる防災・減災に向けた準備活動の可能性に関して一緒に考えるイベントを開催しました。
この日は、テーマトーク 「防災・被災現場で市民活動団体ができること」と題して、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA) 宮崎猛志氏から、日本各地の被災した現場の復旧サポートを通して、実際の活動事例や学生たちとの連携などについて伺いつつ、個人で、また市民活動団体で今からできる活動について考えていきました。
地域で活動している市民団体が緊急の時にできることとして、特に参加者が関心を寄せていた部分が「受援力の強化」というところでした。被災すると、被災地域では災害ボランティアセンターが立ち上がるようになっています。しかし、センターだけではカバーできない、受援側(被災者)と支援側(他地域のボランティア)の細かいマッチングの必要性が生まれるそうです。そのようなボランティアセンターを細かい部分でサポートできるサテライトのような「地域のミニボランティアセンター機能」を持つことができるのが、普段から地域で活動している市民活動団体の可能性だということでした。
外部の支援者側とボランティアを受けたい側を、専門的な面も含めて細かい部分で結びつけることができる機能。地域での普段の活動があるからこそできる、市民活動団体の可能性ですね。
テーマトークの後は、フリートーク(団体の活動紹介)を開催しました。府中市自治会連合会や寿町三丁目自治会の防災・減災に対しての取り組みや、リムザ自治会、ママチャーリーズ、一般社団法人東京府中FM、多摩府中給食施設協議会府中小金井支部、震災から命を守る会・地震学会、府中市いいとこ!!、マンション管理組合の団体の方々から日頃の取り組みの共有を頂きました。もちろん団体ごとに活動発表を行った後の懇親会では、それぞれに情報交換や活動のアドバイスなどで会場は大賑わい。
終了後のアンケートでは、また来年も同じテーマで継続的に実施してもらいたいといった感想も多数いただくことができ、イベントを終えることが出来ました。ご参加頂きました皆さま、本当にありがとうございました。今回参加頂けなかった団体・市民の皆さまも、是非次回の交流会にご参加いただければと思います。ご参加お待ちしております!