入門講座「まちに踏み出す!ボランティア」 開催しました!
チャリティーサンタ、JAZZ in FUCHU、社会福祉協議会を講師に招き、「いろんなカタチのボランティア」について伺いました。
チャリティーサンタ
本物のサンタクロース
トップバッターはチャリティーサンタ。
チャリティーサンタとは…
クリスマスイブの夜、サンタになったボランティアが子どもたちに「プレゼントと夢」を届け、その時に各家庭から頂くチャリティーで、困難な状況にある子どもたちに「支援と未来」を届ける、そんな活動をしている団体です。
皆さんは、サンタクロースっていると思いますか?
いるわけないと思いますか?
……チャリティーサンタからの答えは……↓
誰かを思いやる、その気持ちがサンタクロース。
誰もが誰かのサンタクロースになれるのです。
そしてサンタ自身も、大きなプレゼントを手に入れます。
心から喜ぶ子どもの笑顔。それは何にも代えがたい、とびきりのプレゼントです。
「未来の子どもたちへの手紙」について…チャリティーサンタから
…チャリティーサンタを家に呼んだ保護者に、「未来の子どもたちへの手紙」を預けています。
それはいつか子どもたちが「サンタなんていないんだ」と思い始めた時、保護者から渡してもらうための手紙です。
そこには、あの時のサンタはボランティアが扮していたこと、保護者からのチャリティーを世界の困難な状況にある子どもたちへ送ったこと、などが書いてあります。
サンタに会えた、特別なクリスマスの思い出。それは子どもを喜ばせたいという家族の気持ちが、世界の子どもたちの幸せへつながった出来事でした。
誰かを想う暖かい気持ちがサンタクロースであるなら、あの日会ったのは紛れもなく本物のサンタだったんだ。成長した子どもがそう気付いてくれることを願って、活動を続けています。
JAZZ in FUCHU実行委員会
ジャズが聞こえるまち
どこからかジャズが聴こえてきて、自然に誰もが音楽に親しめる。「けやき音楽祭 JAZZ in FUCHU」は、そんな街角の音楽祭です。
実行委員会から企画チームリーダーの岩坪さんにきていただき、お話を伺いました。
…ジャズを聴いたこと、ありますか?
そんな問いかけからお話は始まりました。
青江三奈、美空ひばり、石原裕次郎…。
往年の実力派シンガー達もジャズを歌っています。最近ではJUJUやUAなどもジャズアルバムを出しています。意識していなくても、誰もが耳にしたことがある…。ジャズは私達の身近な音楽です。
10月に行われるJAZZ in FUCHUに向けて、実行委員会は一年を通じて準備をしています。
さまざまな年代のボランティアが集まり、ひとつのイベントを作り上げていきます。
ボランティアの語源はラテン語のVolo。
意志や志願を意味します。
無理はせず、できることを、楽しんでする。
それがボランティアのあり方です。
今年は10月8日(日曜日)に行われる「けやき音楽祭2017 JAZZ in FUCHU」。
音楽を愛するたくさんの団体が、府中のあちこちで日頃の成果を発揮します。
しかし、普段からジャズに打ち込んでいる人たちだけの音楽祭ではありません。
「府中の森公園」ではドラムサークルを行います。みんなが輪になって、即興で打楽器を叩く。参加者同士が一体感を感じられます。
また午後には、けやき並木をみんなでパレード。それぞれが演奏できる楽器を持ち寄って、パレードに参加します。
誰もがさまざまな形で参加できる音楽の祭典。みんなが楽しめる一日にするために、当日の運営ボランティアも募集中です。たくさんの人たちの力が集まって、今年も府中に音楽があふれる一日になることでしょう。
社会福祉法人 府中市社会福祉協議会
まずは楽しむこと
府中市社会福祉協議会からは、地域活動推進課
まちづくり推進課の鈴木さな江さんに来ていただきました。
社会福祉協議会では、「ボランティアをしたい」、「ボランティアの情報が欲しい」「ボランティアを探して欲しい」という方たちの相談を受けています。
今回は、ボランティアに関する基本的なことがらについて説明がありました。
無理のない範囲で行うこと。相手の立場に立って考えること。約束は守ること。
何をする時にも当たり前のことですが、ボランティアをする上でも大切です。
自分が楽しんで行うことで、相手のためにもなる。
それがボランティアを継続させる秘訣です。
世界のボランティア
ボランティアをフラットに
海外でのボランティアに対する考え方とは、どんなものなのでしょうか。
プラッツ職員でもあり、東京外国語大学4回生でもある関谷昴は、所属するNGOの活動で7回フィリピンに渡り教育支援を行いました。
そこでは現地のボランティアも一緒に活動します。
「自分も子どもの頃、教育支援を受けたから」
「近くに住んでいるから」……
気負うことなく参加し、その結果、楽しくなって活動を続ける。そんな現地ボランティアが多くいます。
「特別な人」だけが行うのがボランティアではない。ボランティアを日常にすることが大切なんだ…。フィリピンでの活動を通して強く感じました。
ボランティアの本来の意味は、「自発的に」ということ。
自分で考えて自分から行動することを恐れない、そういう人たちを支援するために、関谷はさまざまな活動を続けています。
開催後記
ボランティアを始める。
自分の好きなこと、得意なこと、何とかしなければ!と強く思ったこと。
そこから始めるのがボランティアです。
ボランティアにはさまざまな種類があり、一人一人の「気づき」の数だけこれからも増えていくでしょう。
何か始めようと思っても、ためらってしまう。初めはそれが当たり前です。
でもそこから一歩踏み出してみると、きっと新しいたくさんの発見が待っています。
今回の講座にご参加くださった皆さん、お話をしてくださった皆さん、
本当にありがとうございました。