【市民活動専門講座2】ターゲットに響くキャッチコピーとデザイン講座~A4チラシをブラッシュアップ~
キャッチコピーやデザインの「考え方」や「テクニック」を学び、明日から現場で活かす!をゴールとした「ターゲットに響くキャッチコピーとデザイン講座」を開催しました。
キャッチコピー編
キャッチコピーとは
情報洪水状態な昨今、チラシなどがあふれ過ぎ、なかなか記憶に残りません。
タイトルとは別に、相手を振り向かせるための言葉=キャッチコピーをつけることをおススメします。
伝えるべきは、benefit
キャッチコピーは、「何を」「いかに」言うかが重要です。
相手に振り向いてもらえる情報とは?どんな情報でしょうか。
・「相手が価値を感じる(benefit)」情報のこと。= 相手が聞きたいこと
・実現したらうれしい未来を感じられる情報。= 解決・実現できること
相手とは
情報をどんな人に届けたいのか、より具体的な人物像を描きましょう。対象をせばめて対象をくっきりさせ、その人に向けたメッセージを絞ることで、そのメッセージが尖り、伝わるものとなります。
How to sayいかに伝えるのか ( 表現の工夫 )
- 原則は、短く・・・絞る・優先順位をつける
- 違和感をあえて作る・・・「応援したいから、応援にいかない。」(箱根駅伝)
- 数字、指示語、代名詞、固有名詞・・・リアリティが出る。「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」(ラグビーW杯)
■デザイン編
チラシのメリット・デメリットも考えながら、手渡し効果・保存効果・偶然に接点ができる(偶然出会う)などのメリットを最大限に生かすことを考えましょう。
良いチラシとは
〈参加してほしい〉相手に
〈必要かつ最低限の〉情報を
〈ストレスなく〉伝えている チラシです。
「伝えた」つもりでも「相手に伝わっていない」ことが多いもの。「伝わる」ための工夫が必要です。紙面には、購入した時・体験した時のイメージがパッと浮かぶ情報を掲載します。
デザインする上で知っておきたい3つのポイントと著作権と肖像権です。
(1)チラシ作りとは要素を配置すること
はじめは、PCではなく手描きのラフ案から始め、チラシの設置場所を想定し、上から1/3
くらいの位置に「タイトル」「日付」「対象」「場所」などを入れてみましょう。
(2)言葉は「刺さる」
コピーやタイトルは、意味をダイレクトに伝えます。
タイトル・キャッチコピー・リード文を書くことを意識しましょう。
文字のフォントや色、サイズも重要です。
大事な文字は大きくしたり、色を付けたり、フォントの持つイメージも考え配置しましょ
う。文字もビジュアルです。火遊びは赤、水遊びはやはり水色など、またおなじ冒険でも
ひらがなか漢字かでも雰囲気が違います。
(3) ビジュアルは「醸す」
写真は、撮影目的で撮った写真を使用しましょう。
画像解像度は大きめで、写真の比率は変えないようにし、明るさにも注意しましょう。
(4) 権利に関しては慎重に
写真・イラストの著作権は大丈夫ですか?
web検索で見つけた写真やイラストの転用はNGです。
たとえ知り合いの写真でも使用許可を取ることが大切です。肖像権は大丈夫ですか?
イベントなどで写真を撮影する場合は、事前に広報で使用する可能性を伝え、許可を得て
おきましょう。
■グループワーク チラシをブラッシュアップ
グループに分かれ、自分のチラシを3分で説明し、5分で他のメンバーからの良い点・改善した方がいい点などコメントをもらうワークを行いました。
ワークのポイントは、初見だからこそ気づくポイントを伝えること。そしてより良くするためのコメントを心がけていただきました。
■まとめ
企画と広報は両輪です
・誰に伝えたいのか
・どのようなメッセージを伝えたいのか
・何を提供したいのか常に忘れないように!
今日から始めていただきたいこと
・とにかく実践と継続!まず書いてみる&作ってみること
・身の回りのチラシや広告などを意識的に見ること(チラシ、広告、看板、本のタイトル他)
・チラシを見て「いいな」と思ったら、何故良いのかその理由を考えること
■感想
・実践的な内容でその後のワークで良く学ぶことができた。
・チラシ、キャッチコピー作りの基本から応用まで学べました。