第7期つなぎすと府中養成講座 開催報告
様々な「地域課題」を解決するためには、人と人、人と組織、組織と組織がつながって得意を活かし合う「協働」が効果的です。日々暮らしている普段のまちでの活動をより活発にするために、「協働」のノウハウを学び、新しいネットワークを作って、つながりを紡いでいく。そんなコーディネーター(つなぎすと)を養成する「つなぎすと府中養成講座」を今年度も開催しました!
第1回 オリエンテーション:「つなぎすと」の基礎知識(2024.6.16)
7期の受講生は11名。様々な背景を持つ個性豊かな人たちが集まりました。
1回目では府中の基礎知識と府中市の協働方針を知り、「つなぎすと府中」の役割や目指すことの学びです。
これまでの講座修了生から、思いや悩み、活動を聞いてグループディスカッションを行ったり、伴走講師の佐藤宏樹さん(NPO法人こととふラボ代表理事)の実践例から知る協働推進コーディネーターの役割をイメージしたことで、「こうあらねばならない」ではなく、様々な協働、様々なコーディネートの仕方があることを知っていただきました。
また、「参加者同士の交流」に重きを置いている本講座ですが、盛り上がった自己紹介を経て、和気あいあいとなり、一気にお互いの距離が近くなった様子です。コーディネーターとしても、相手を知ることが初めの一歩です。7期の受講生と修了生との交流も生まれて、皆さんのこれからが楽しみです!
第2回 まちのコーディネーターって何?(2024.6.30)
前半、コーディネーターとは何か、求められるものは何か、大切にすることは何か等、講師の佐藤宏樹さんより「協働推進コーディネーター概論」として理解を深めました。
後半は、事前の視聴課題だった「NPO法人グラウンドワーク三島」の協働事例についてのグループディスカッションを行い、受講者それぞれの観点からの気づきを共有。その際のグループワークではファシリテーターの役割を合わせて体験学習し、協働推進コーディネーターに求められる『対話』の場のつくり方も体験てもらいました。「しっかり聴いてあげる」「参加者が均等に話せるように」「話し手以外の人の仕草や行動に気を配る」。すぐにできそうで、案外難しいものですが、学ぼうと頑張りながら楽しむ皆さんが頼もしく思えました!
第3回 もっと知ろう!私たちのまちのこと(2024.7.7)
府中で活躍する3名のコーディネーター、
「コミュニティガーデンカフェ・きゅ庵」桑田厚子さん、
「Heart Joint」迫田智之さん、
「くにたち地域コラボ」藤井麻由美さんが登場!
それぞれが地域でどんな組織と協働し、何を目指して活動をしているのか話していただきました。
「やりたいことはまず視覚化してみる」「猪突猛進なだけでは協働はできない」など実体験に基づいた言葉の数々は、受講生にとって今後に向けての大きなヒントとなったようです。
講座の後半では最終発表に向け、どんな場所で何ができるかのアイデア出しを行いました。「今年中にやれること」が条件。仲間と一緒に、たくさんの「ワクワクのタネ」が生まれました!
第4回 発表:一歩踏み出す!アクション宣言(2024.7.21)
いよいよ全4回の講座も最終回。受講生それぞれが目指していることに向けて、「今年中に踏み出す第一歩」について発表します。
「シニアがひとりでも参加しやすいイベントを開く」「第3回のゲストスピーカーのコミュニティガーデンカフェ・きゅ庵へ実際に行ってみる」「みんなが気軽におしゃべりできる会を開催」などなど、想いをこめたアクション宣言の数々に仲間たちからあたたかい拍手が起こりました。講師の佐藤さんからは、一人ひとりに的確なアドバイスと熱いエールをいただきました。
約1か月半という短い期間でしたが、すっかり打ち解けて想いを共有しあった受講生の皆さん。これからも自分の関心がある分野で得意なことを活かし、共感し協力してくれる人と一緒にさまざまなアクションを起こしていきましょう!!