5/19 インターン企画「ふれて楽しむ手話の世界」
プラッツ登録団体「手話サークル かんたん」に協力いただき、グループ内で交流しながら楽しく手話の世界に触れました。
ろう文化
まずは、手話サークル かんたんさんから、ろう文化についてお話していただきました。
ろう者の方は呼び出し音に気づくことができないので、宅配便が受け取れず、不在票が入っていることが多いなど、ろう者ならではの悩みなども教えていただきました。
また、「バナナの皮をむいて食べる動作をしてみてください」という声掛けがあったため、全員が手を動かしました。 実は、これが「バナナ」という手話なんです!
実際の動作から手話の表現になっていることがあるのです。
「ろう者にねえねえと呼び掛けても気づくことができません。では、注目してもらうためにはどうしたらよいでしょうか?」という質問の答えは、照明を点滅することでした。
手話の練習
次に、今回のメインであるグループごとに手話を使った自己紹介をしました。1人1人に「名前」「出身地」「趣味」「町名」のレクチャーを行っていきました。1人が習っている時に、他の参加者も一緒に表現するなど熱心に練習されていました。
手の形が表している意味もお話してくださったため1つ1つの手話が印象に残りやすく、参加者はテンポよく覚えていきました。グループごとに、手話サークルかんたんのメンバーがついていたため、1人1人をサポートしてくださり、全員が正確に表現できていました。
一通り終わった後は、指文字と呼ばれる50音を表現したり、「一緒にご飯を食べに行きましょう」という表現など、グループ内でお話を楽しみながら、たくさんの表現を覚えられていました。
最後に、デフリンピックについて紹介しました。
「デフリンピックという言葉を聞いたことのある方はいらっしゃいますか?」と質問したところ、半分以上の参加者が挙手されていました。デフリンピックの出場選手のことなど、知らなかったことも多かったようで、参加者は興味津々にお話を聞いていました。
参加者の感想
・現在は別の地域での手話サークルに参加したりで手話力はまだまだなので、大変勉強になりました。
・自己紹介を教えていただき、手話について知ることができ大変楽しい時間でした。聞こえない環境をイメージする機会になりました。
・手話とはどんなものかを少し理解できました。何よりも、皆さんとの交流がとても楽しかったです。
・今までろう者はただ手の動きを見ていると思ったけど、話し手の表情も目で見ていることがわかりました。
・手話をしたことがなく参加する前はできるか不安だったが、直ぐに覚えられて楽しかった。ろう者の方ならではの悩みを聞けて、ろう者に対するイメージが変わった。
大半の参加者が「今後手話をやってみたい」と回答して下さるなど、このイベントがきっかけとなり次のステップへと繋がりました。手話サークル かんたんさんや、参加して下さった方々のおかげで充実した時間になりました。
ありがとうございました。
最後は「I love you」という手話で記念撮影を行いました。
言葉で伝えることが恥ずかしかったら、みなさんもこの手話で伝えてみてはいかがでしょうか!?