【開催レポート】インターン企画「地域に広げよう!国際交流」
現在、新型コロナウイルスの影響で海外になかなか行けない毎日が続きますが、府中市でも国際交流を感じることができます!3月6日(日)に、オンライン(Zoom)でインターン企画「地域に広げよう!国際交流」を開催しました。
「地域に広げよう!国際交流」イベント概要
国際交流を通して市民や団体、プラッツが地域のつながりを深めることを目的としています。プラッツの登録市民活動団体である、府中インドの会やヒッポファミリークラブ府中と協働で実施し、国際交流をしている2団体から活動の紹介をいただきました。
またその後のお時間では、活動紹介では聞くことができなかった質問など自由にご質問いただきました。
ウォーミングアップ(自己紹介とちがいについての体験談)
自己紹介(お名前・コロナが落ち着いたら行きたい国)をして、その後グループに分かれて文化や、住んでいる地域、年齢などが異なる人と関わる中でびっくりしたこと、ちがいを感じたことについて簡単にお話していただきました。
グループでは、自分の体験を思い出しながらお話しされていて、共感や似た経験についてお話が広がっていた様子が印象的でした。相手とのちがいを感じたとき、文化や歴史、習慣を知ることで相手のことを理解できるようになることが国際交流の第一歩になるのかなと思います。
多様性を受け入れる
本イベントは、地域で国際交流をされている、府中インドの会とヒッポファミリークラブ府中の皆様と協働で開催し、団体紹介をしていただきました。
府中インドの会 代表 坂本さん
府中インドの会設立のきっかけや活動紹介、今後の展望やイベント紹介をお話していただきました。「インドへ行ったら人生観が変わる」と聞いたことがありますか?
坂本さんが以前インドで暮らしている中で、異なる考えや背景を持った他者と出会うことで、感情がとても揺さぶられたそうです。その中で何を自分は大切に生きていきたいか、を考えることで坂本さんの人生観が変わりました。人生観が変わる、というお話の中で、
インドでは「人に迷惑をかけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい。」と教えられるということが日本では聞かないことであったため、心にすっと入ってきました。府中インドの会では、感情を揺さぶる冒険と大切なものが見つかる探求の掛け算を大切にしたインドの魅力を伝える場づくりを目的としています。
ヒッポファミリークラブ府中 代表 斉藤さん、須網さん、中川さん、吉田さん
活動紹介をしていただいた後に、普段活動で行っている内容の一部である、インドネシアの曲に合わせて踊りながら、世界の挨拶を学びました。知らない言語でも、音楽に合わせて体を使って楽しく体験することができました。その後の英語の曲に合わせて行ったゲームでは、Zoomであることを生かして家の中にある海外のものを紹介し合いました。お互いの持っているものについて聞き合ったりする中で、緊張が解けて参加した皆さんの笑顔をたくさん見ることができたように思います。
須網さんがホームステイの受け入れをした体験などを交えて最初にお話していた、ちがいだけでなく、同じ部分を見つけると心の距離がぐっと縮まるということが印象に残りました。
団体についての詳細はこちら
府中インドの会(https://fuchu-planet.jp/organizations/729)
ヒッポファミリークラブ府中(https://fuchu-planet.jp/organizations/365)
こんな状況だからこそ発見できたこと
団体紹介後の質問タイムでは、たくさんのご質問を頂きました。その中で、「コロナの影響で海外へ行くことができないが、どのようにしてモチベーションを保っているか」というご質問に、両団体の方も今だからこそできることを見つけたり、今だからこそ気づく感情があるとおっしゃっていました。坂本さんがおっしゃっていたように、コロナでなければ、もしかしたらこのイベントは生まれなかったかもしれないと思うと、ネガティブな気持ちも楽しみながら、今ある一つ一つの出会いを大切にしたいと思いました。
最後に
嬉しいことに、思いのほか多くのご質問をしていただき、交流会の時間やグループワークの共有をするお時間をとることができませんでした。
しかし、皆様の国際交流に関するお話を伺うことができて私自身とても楽しい時間を過ごすことができ、国際交流の魅力に改めて気づくことができました。
また、参加者の皆様から、
・2つの団体活動を知ることができてよかった
・皆さんとの交流を楽しめて大変満足した。
・市内で活動している団体との出会いを考えてみる機会となった
などの感想を頂くこともできました。
本イベントが、皆様の新しい出会いや、府中市で行う国際交流の一助になれば幸いです。
インターン 関上