【市民活動入門講座】今こそ考えたい、定年、卒育、その先の人生 開催レポート
生活のなかで多くの時間を占める仕事や育児がひと段落つく皆さんが集まり、余裕のできる時間をどのように活用し、この先の人生をどのように歩みたいかを考える「今こそ考えたい、定年、卒育、その先の人生」(全2回)の1回目を開催しました。
第1日目:ちょっと「先の」人生をイメージしてみる
今回ファシリテーションをしてくださったのは、各地で「創造的な対話の場づくり」を行っている竹迫和代(たかばかずよ)さんです。竹迫さんの、カードを使ったアイスブレイクを通じて参加者の緊張を解すところから、会は始まりました。会話も弾み、参加者の皆さんの熱量も上がってきたところで、参加者よりもちょっと先の人生を歩んでいる3人のゲストスピーカーの登場です。
今回は、府中市観光ボランティアの会で活動する荻野さん、府中市多文化共生センターDIVEで外国人のサポートをしている進藤さん、府中市民協働まつりにボランティアや企画運営委員として関わった開沼さんに、現在の活動を始めるきっかけや活動の内容、現在そして今後についてお話いただきました。
荻野さんは、シニア・カレッジでの学びから新たな仲間との出会い、進藤さんは子育て終了後のボランティア活動を通じた新しい世界の発見、開沼さんは単身赴任の中での市民活動への挑戦など三者三様のお話と現在の充実している様子から、地域との関わりや社会貢献へのきっかけは多様な方法があることと、その魅力を知るひとときとなりました。
最後のフリートークセッションでは、参加者とゲストスピーカーの間で活発な意見交換が行われ、参加者からは「他の人の話を聞けて、とても刺激を受けた」という声や、「今回の新しい出会いについて、家族にも伝えたい!」といった嬉しい感想を聞くことができました。
参加者それぞれがゲストスピーカーの話を聴いて自分自身のこれからを考える良い機会となった初回講座。次回は、参加者自身のこれからをイメージし、描き、語るワークショップを実施する予定です。
第2日目:未来を描く、マイフラッグ作成
第2回目の講座では、地域で活躍されている方からのお話と、参加者自身が未来を形にする「マイフラッグ作成」に取り組みました。
手のひら健康バレー協会で活躍される仲田耕太郎さんからは、ご自身の体験を基に、退職したあとの人生では会社の役職や肩書きではなく、地域や日々の生活の中で担っていきたい自分の「役割(~する人)」に焦点を当て、様々な活動にチャレンジしていくことの大切さについてご紹介いただきました。
お話しいただいた後は、講座で得た知見をもとに、参加者は「これまで」の自己を振り返りながら、「今後」どうありたいか、どんなことに挑戦したいかを四つ切画用紙に表現しました。絵を描いて表現する人、文字で表現する人、雑誌の切り抜きなどを活用する人、折り紙やマスキングテープで装飾する人、スラスラと画用紙に描いていく人、じっくりと考えながらすすめる人、限られた時間でしたが素敵なフラッグができました。
フラッグ作成後は、それぞれ描いた内容を発表し、参加者同士で応援メッセージを交換。2回にわたる講座が終了しました。今後の挑戦や新しい繋がりを求める方、地域で子どもたちを支援する活動を企画する方など、様々な未来像が共有され、参加者のこれからの活動が非常に楽しみです。
参加者からは、「お話を聴いて参考になりました。実際に手を動かしたワークが楽しかった!」「一歩前を歩いていらっしゃる方々のお話は、とても楽しく勇気をもらいました。」といった感想をいただきました。
プラッツでは、地域で何かを始めたいと考えている方を全力でサポートしています。もし、ご自分の住む地域で何か新しい一歩を踏み出したいと思われる方がいらっしゃれば、ぜひプラッツにお越しください。