【ご報告】第4回府中市民協働まつりプラッツ「つながりは無限大∞」
市民協働推進月間の11月、プラッツにて「第4回府中市民協働まつり」を開催しました。
11月24日(土曜日)25日(日曜日)の2日間、市民活動団体、大学、企業、行政などが参加し、エントリー団体102団体、企業ポスターセッション4企業、フードバトルへの参加団体4団体で、合計110団体でした。
パフォーマンスや相談そして体験などを通して、市民活動や協働を伝える2日間でした。
まずは、来場者が参加型で楽しめるプログラムを4つご紹介します。
一つ目は、「クイズラリー」。
パンフレットの裏面にあるクイズラリーシール台紙に7枚のシールを集めて、ガラポンができる企画です。
シール集めは、参加している団体のブースでクイズに答えるだけ。
団体がどんな活動をしているかがそのクイズで分かりシールもゲットできる、そして空くじなしのガラポンにも参加できる、お楽しみ企画です。
2日間で約のべ630人が参加し、素敵な景品をゲットいただきました。
景品は、ル・シーニュ内の店舗企業や近隣の企業様など38の企業様からご提供いただきました。
自然食品コスメ詰め合わせ、マドレーヌ、天然荒磯ひじき、りするちゃんタオル、野口酒造店のお酒や株式会社青木屋さんの武蔵野日誌など多数景品を提供いただきました。
二つ目は、「府中いいとこ自慢」
府中の素敵なお店や、素敵な景色、大好きな場所などをエントリーしてもらい、府中市の地図にマッピングし、府中のいいところを皆で共有、府中をもっともっと好きになってもらう企画です。
事前募集したところ、好きな店14件素敵な場所67件、合計81件のいいとこ自慢が集まり、地図にマッピングし掲示しました。
2日間府中にくわしい企画委員のレクチャータイムも設定。
24日当日には8団体がプレゼンし、府中のとびきり「いいところ」を熱く語っていただきました。
地図は、府中市四谷に本社のある東京地図研究社さんよりご提供いただき、5階市民活動交流スペースに掲示しています。
来場者からのアンケート回答には「身近な浅間山について学べて良かった」の意見もあり楽しんでいただけたようです。
三つ目は、「やってみたいを咲かせよう」
来場者や参加団体の皆さんが、やってみたいことや夢をカラーカードに書いて白いツリーに貼る企画。
やってみたいことをツリーのオーナメントのように、カラフルな夢を咲かせていただきました。
2日間でのべ255枚の「やってみたいこと」が飾られ、担当したボランティアさんからは多くの来場者との交流の機会になり、良かったとの言葉もありました。
四つ目は、「府中大好き!フードバトル」
3つの企業と1つの団体が、府中の食材を使いオリジナルメニューを開発し、100名の来場者の実食投票により一等賞を決定するほか、すべての作品に「〇〇賞」の称号を付け発表し、料理を通じて府中の魅力や特色を発信する企画です。
食材はJAマインズさんから各企業や団体にご提供いただきました。
投票の1位はそば処萬蔵庵さんの「炙り鴨の生ハムと小松菜の蕎麦ガレット包み」に決定しました。
審査員による賞は「トリ合わせがおしゃれで賞」。まさに食材の取り合わせが絶妙でした。
その他、各店舗、食材を生かしたハーモニーと工夫を凝らしたアレンジで、府中産の食材のおいしさと店舗の心意気が感じられるおいしく楽しめる企画でした。
エリア別に提供プログラムの一部を写真でお伝えします。
今回のイベントは、5階のフリースペースとバルトホール、6階の青少年スペースと会議室、そして2階のGIG COURTを会場に協働まつりを開催しました。
5階
相談
活動紹介
体験
特設ステージ・バルトホール
特設ステージ
バルトホール
6階
体験
相談
展示
2階GIG COURT
協働を伝える企画
「あなたの夢 みんなで叶えよう!~一から育てる協働のタネ~」は、学生が叶えたい「夢」や「アイディア」を持ち寄り、それらを企業・行政・市民活動団体の方々とともに話し合って、実現に向かうことができるようなタネを育てていく企画です。
若い世代が企画し若い世代が運営を行いました。
ファシリテーターの学生3名、企業6名、市民活動団体3名、行政3名、中学生から大学院生まで12名の27名が参加し、タネを育てるワークショップを実施しました。
【参加者からの感想】
『様々な立場の人から、現実的な意見をもらえた。』
『「立場、年齢層の異なる人との交流」は新鮮』
『学生の想いを行動に移すキッカケになる企画になった』
『これからもこのような企画を行い、府中市・地域が活性化していけばいいと思う』
『アイディアを共有することで解決策を見つけられることをあらためて感じた』
等の意見がありました。
【運営側からの感想】
世代、立場を超えて、対等な立場で、それぞれの経験やスキルをもとに話し合う場は、豊かで温かく、協働のタネを大きな樹に育てていける土壌となるのだと実感した企画となりました。
何度も企画について協議し、参加いただく皆さんへの依頼とヒアリング、運営方法の検討やリハーサルなど、丁寧に作ってきたことが、参加くださった皆さん一人ひとりの思いや連携につながっていくのではないかと思います。
市民協働まつりを通した連携や協働
~団体や行政との連携や協働~
市民協働まつりは、5月から企画委員会を開催し、市民協働まつりの骨子や大枠、キャッチコピーなどを検討し、8月からはすべての参加団体と企画委員と事務局が実行委員会形式で協議運営し皆で共に作るイベントです。市民や来場者の皆さんに市民活動や協働を伝えるとともに、実行委員会形式で運営することを通し、団体どうしの出会いや横のつながりを作り、そこからまた新しい事業が生まれたり団体の活動が活性化することも目的としています。
~企業や大学との連携の可能性~
今年度は、CSRを行っている企業、多摩地域等で地域の課題解決に取り組んでいる大学に 多数参加をいただきました。多様な組織が参加し、出会いそしてつながることで、課題解決の新しいアイディアがひらめいたり生まれていく大きな可能性を秘めています。
~来場者参加企画での連携~
クイズラリーでの企業協賛、フードバトルでの企業との連携など、協働まつりでは企業様との連携は欠かせません。WinWinとなるつながりを作り、その後、様々な連携につなげていくことも必要です。
【参加団体からの感想】
〇集客やエリアのアイディア出しなど、参加団体が共に協議する進め方について、うまくいったと回答した団体は、50%でした。
どんなところでそう思いましたか?への回答は下記の通りです。
- アイディアや意見の共有がスムーズに行え、有意義だった。
- 参加意識が高まって全体で行った。
- 備品の分配がうまくいった。
- 初めて参加したが、いろいろな人とつながることができた。
- 小学生メンバーが、大人の会議に参加し、同じ立場(フラット)に立って話し合いに参加できたこと。子どもにとって大きな力になったと思う。
〇今後協力し合えそうな人や団体に出会えたかどうか?では、64%の団体が出会えたと回答。
〇改善が必要な点はどんなところ?で多かった意見は下記の通りです。
- 集客(下の階からの人の誘導)
- 広報不足
- 実行委員会の回数と話し合いの際の場の設定
- 会場設営と撤収のフローのさらなる改善
- バルトホールのブースとパフォーマンス
【来場者からの感想】
今回、「市民協働まつりに参加して、市民活動に興味を持ちましたか?」の問いに、80%の人が「はい」と回答しました。
そして「はい」と答えた方が参加してみたいと思った活動や団体には、国際交流・書道・子ども食堂・科学体験クラブ府中・ヒッポファミリ―クラブ・花摘み体験ンとアレンジ・手のひら健康バレー・ボランティアなどの他、60以上の団体の名前があげられていました。
様々な団体の活動に興味関心を持っていただいたことがわかります。
〇その他の意見や感想は、下記の内容でした。
- 様々な団体、活動があることを知り興味がわきました。
- 初めて知る活動もあり、楽しめました。
- クイズラリーを通して、府中市内の様々な活動を知ることができました。
- 若い方からベテランの方まで、いきいきと笑顔で活動されていてよかった。
- 子ども達がとても興味をもって、参加させてもらいました。
- 24日に来場し、親子で楽しめたので、25日もきました。今後も開催されたら、行きたいと思います。
【事務局から】
市民協働まつりは、多様な主体が一堂に会し企画の段階から協議し、一緒に作り上げていくイベントとして、効率性ではなく、多くの人や団体が手をかけて作ることが大切だと考えています。
場の共有や思いの共有をすることが「協働」や「市民活動」を推進していく大きなエネルギーとなっていきます。
お互いの立場や意見を尊重し合いながら、率直に意見交換をし、しっかりと議論を重ね、毎年、楽しく意義のある協働まつりを作り上げていきたいと思います。
今年参加できなかった団体の皆さま、来年はぜひご参加ください。
そして、府中市内の様々な地域で、いろいろな課題を解決するために活動している団体や組織がたくさんあります。
市民協働まつりに来場いただくと、どんな活動が行われているのか、団体の皆さんに直接話しを聞くことができます。多様な活動を知ることができます。
地域で活動する100の団体が活動を伝えたり、一緒に活動する皆さんを待っています。
市民協働まつりで“出会って”“つながって”笑顔のあふれるまちを作っていきましょう。
2019年度の第5回府中市民協働まつりへのご参加とご来場を、心よりお待ちしています。