対話から始める地域のつながり~「未来をつくるkaigoカフェ」に学ぶ~を開催しました!
3月8日(火)、対話から地域のつながり~「未来をつくるkaigoカフェ」に学ぶ~をオンライン(Zoom)で開催しました!介護やケアに関するテーマをもとに、参加者が自由に思いを語れるような場として“未来をつくるkaigoカフェ”の運営をされている高瀬比左子さん。立ち上げのきっかけから現在に至るまでの軌跡、参加者を魅了する交流の場をつくり出す運営のヒントについてお話頂き、各地のkaigoカフェの事例やその他活動の紹介をしていただきました。地域と密着する介護の在り方、withコロナ時代に地域の明るい未来をつくるヒントを学ぶ貴重なイベントとなりました。
kaigoカフェの魅力
高瀬さん自身のケアマネジャーとしての経験から、立場関係なくフラットな関係で介護の課題について対話できる環境を作りたいと考え、立ち上げたkaigoカフェ。「身の回りの介護の課題を自分一人で抱え込まず、分かち合う」「職場の外で、地域を超えたつながりを持つ」というコンセプトがkaigoカフェの魅力です。「kaigoカフェ」という名前には、“介護”を“kaigo”とすることで本来の堅苦しい感じを無くし、「カフェ」とすることで誰もがリラックスして参加できる雰囲気を目指す、という思いが込められています。
「運営の際も対話を重視」kaigoカフェ運営のヒント
年月が経つにつれ、規模も大きくなっていったkaigoカフェ。高瀬さんは運営を続けていく中で、どんなに大きな規模になっても「”ゆるくつながる”」というポリシーを大きな軸として大切にされているそうです。高瀬さんは、kaigoカフェの強みとしてネットワーク力、団体愛着度、実行力があると教えて頂きました。“理念が共有されていない”という課題から、運営陣とも積極的に対話を行っているそうです。他にも、カフェの運営や地域のつながりを育むヒントとして、kaigoカフェ運営の際に起こった課題や解決のアイデアを話して頂きました。
「変革はまず、自分から」
高瀬さん自身が運営にあたって大切にしている価値観である「変革はまず、自分から」という言葉。当たり前になっていることを見直しつつよりよくしていくために考えることが大事であり、そのために、情報は自ら取りに行くこと、自ら働きかける存在になること、良好な人間関係を築くこと、他者とつながることを諦めないことが大切だと教えて頂きました。
kaigoカフェに参加した方のお話も
講演会には、kaigoカフェに参加経験のあるゲストの方々のお話も。「建設的な意見を聞ける上、お互いを否定しない雰囲気はkaigoカフェの大きな魅力である」「これからの介護では高齢者自身の意識改革も大事になってくるのではないか」といったお話を頂きました。
最後に皆さんと撮った集合写真
プラッツインターン生が参加して感じたこと
“介護”と聞くときつくて大変なイメージがありましたが、お話を聞く中で、少しずつ自分の中での考えが変わりました。一人で抱え込むのではなく、悩みを共有する環境を提供するkaigoカフェの存在はとても大事であると感じ、多くの人に知っていただきたいと思いました。(インターン 関上)
イベント実施において “対話”を非常に重視されていること。これは公演内容だけでなく、高瀬さんがお話されている様子からも感じ取れました。今では国内のみならず台湾など海外にも展開されているkaigoカフェですが、初めはとても小さい規模から始められたそうです。このようなお話も含め、イベントや活動の上で非常にためになるお話を伺うことが出来てとても勉強になりました。(インターン 大谷)