子どもの表現力は無限大だ!
こんにちは、インターン生の野呂です。
8月になり、プラッツでのインターン期間が終わろうとしています。
今回は、私が今日までサポーターとして参加したプラッツのイベントの中で、特に印象深かった「府中市商工まつり」について書こうと思います。
府中市商工まつりとは何か。
2023年8月5日、6日の2日間、大國魂神社境内および、けやき並木通りにおいて「府中市商工まつり」というお祭りが開催され、私はプラッツのブースのスタッフとして参加させて頂きました。府中市内の商工業者と市民が交流することを目的とした、「むさし府中商工会議所」が主催する夏のイベントで、府中市を活動の拠点とする団体が経営する屋台やご当地物産展として催されていた全国市町村の物産展、展示やパフォーマンスイベントもありました。老若男女問わず、多くの来場者が楽しんでいる様子でした。
にじみ絵の魅力
プラッツは8月5日と6日に「にじみ絵アートをつくって プラッツに飾ろう!」という企画を開催していました。小学生以下の子ども達を対象に、キッチンペーパーに水性ペンで絵を描いてもらい、その絵に霧吹きで水を吹きかけてインクをにじませます。完成したにじみ絵は持ち帰るか、プラッツの5階に飾るかを選ぶ事が出来ます。
子ども達がそれぞれ描いた絵は、個性豊かでした。私が特に印象が残っているのは、1人の少年が描いたカブトムシとクワガタ、ヘラクレスオオカブトです。この少年はヘラクレスオオカブトを黄色い物体に足を描くことで表現していて、私は最初にこれを見て彼はバナナムシを描いていると予想していました。しかし、霧吹きの作業後にこの黄色い物体は何かと尋ねると、彼は元気良く「ヘラクレス!」と答えてくれました。抽象的でしたが、力強さや可愛さがあって記憶に残りました。水でにじませすぎてしまったとしても、それが味わいとなって、更に良い絵になるのがにじみ絵の魅力であると私は感じました。
子ども達と接してみて感じた事
私はスーパーで接客のアルバイトをしている為、偶に小さい子どもとレジでお話しする機会があります。しかし、今回のようにじっくりとコミュニケーションをとるのは初めてでした。
実際に対応して、小さい子ども達でも理解出来るように説明するのが難しいと感じました。
元々私は分かりやすく説明する、話す事が苦手で、母親とLINEで会話している時、何を伝えたいかが分からないと今でもよく言われています。そんな私が子どもにも理解出来るように説明しなければならない。普段以上に分かりやすく説明する事を意識しましたが、もしかしたら子ども達にとって、私の説明が雑で分かりづらかったかもしれないと感じる場面が幾つかありました。
また、子ども達が絵を描いている間に、保護者には本企画とプラッツに関するアンケートを書いて頂くようお願いしたのですが、親御さんともコミュニケーションを図るべきだったと感じました。
一方で、嬉しかった事もありました。それは、「ありがとう」と子どもに行ってもらえた事です。何気ない事なのですが、子ども達のありがとうには、無垢でまっすぐな感謝の気持ちが込められているような気がしているのです。それを言ってもらえて、至らない部分もあったかもしれませんが、上手く対応できた部分もあったのかもしれないと感じました。
プラッツでのインターン期間中、2023年7月30日にプラッツ内で行われた「フリードルのアトリエ」というワークショップへの参加、2023年6月11日に小学生を対象とした作品展を毎年催している団体へのインタビュー、また今回の「商工まつり」の企画など、子ども達の創作における表現力に驚かされる機会が多くありました。この様な子ども達が自由に芸術で表現できる機会をより増やす事が理想的なのではないかと感じました。