“まごわやさしい” でおいしく楽しく健康に! ~キッチンカー はらぺこりん~
インスタグラムで掲載中の「若者つなぎ」。 第4弾は キッチンカーはらぺこりんの、米谷真幸さんと齋藤洋一さんです。
管理栄養士の米谷さんと塾講師の仕事をされていた齋藤さん。 違う道を歩んでいた二人は、“まごわやさしい”を合言葉にキッチンカーを始めました。
“まごわやさしい”とは
“まごわやさしい”とは、日本の伝統食材の頭文字をとった言葉です。
昔から食べられてきたこれらの食材は、日本人の体に適していると考えられています。
ま…豆類
ご…ごま(種実類)
わ…わかめ(海藻類)
や…野菜
さ…魚類
し…しいたけ(きのこ類)
い…いも類
かつての日本では、現在ほど生活習慣病はなかったといわれています。
他国の食文化の広がりや加工食品の発達は人々の食生活に豊かさをもたらしましたが、一
方で食べ方によっては生活習慣病になりやすくなる原因ともなりました。
一日三度の食事で“まごわやさしい”食材を意識的に取り入れることは、生活習慣病の予防や健康維持につながるそうです。はらぺこりんのお弁当には、“まごわやさしい”のすべての食材が含まれています。
選んで食べることの重要性
「おいしく楽しく健康な食事の大切さを伝えたい」という思いからスタートしたキッチンカー はらぺこりん。
きっかけは、お二人それぞれの食にまつわる経験でした。
【左:齋藤洋一さん 右:米谷真幸さん】
米谷さん(写真:右)は管理栄養士として病院や給食センター、保育園で働いていました。特に病院では、患者さんに一歩踏み込んだ栄養指導をすることが多かったそうです。「これは食べてはいけない」、「甘いものは控えるように」などと制限をすることは心苦しかったと言います。
そのような経験から、おいしく楽しく健康を維持する予防的な栄養指導をしたいと思うようになったそうです。
斎藤さん(写真:左)は、ダイエットの目的で始めたファスティングがきっかけになったといいます。
ファスティングはデトックスだけでなく、その後に栄養のある食事をバランスよく摂ることがとても重要なのだそうです。
齋藤さんは空っぽになった体に“まごわやさしい”を意識した食事を心掛けたことで、効率的に栄養素を摂ることができ、健康に痩せる経験をしました。
「食事で足りない栄養をサプリメントで補う人は多いですが、それは非効率。食べ物から栄養を摂ることが重要なのです」と話します。
そんな2人が意気投合し、“キッチンカー はらぺこりん”が誕生しました。
お客さんとのコミュニケーション
キッチンカーのやりがいについてお聞きしたところ、米谷さんと齋藤さんは「お客さんとのコミュニケーションをとること」と答えました。
米谷さんは「自分たちのお弁当を食べてくれている人と会話できることがすごく楽しいで
す。お弁当の感想を言ってもらえるとすごく励みになります」と話します。
平日の定期出店開始から2か月ほどたち、リピーターも増えてきたそうです。
お客さんからは、
「さばバーグが食べるたびにふわふわになっていく。食後に全くもたれずすっきりした気持ちで午後の仕事を始められる!」
「家族が美味しいと言っていたので来ました」
などという声が聞かれました。
【思いを込めて一つ一つ丁寧に作られるお弁当】
【さばバーグと日替わりおかず3種】
これからのはらぺこりん
今後の展望について、「キッチンカーを通して“まごわやさしい”を伝え続けていきたい」と語るお二人。
齋藤さんは「体と心を作るのは食べ物だと思っています。ただ食事をとるのではなくて、『選んで食べることを楽しみながら、体にもいいものをとって元気に楽しく生活しよう』という考え方を広めていきたい」と話します。
取材を終えて
おいしく健康な食事の大切さを伝えたいというお二人の熱い思いを感じました。お客さんとのコミュニケーションをとても大切にしており、お客さんからの質問に丁寧に答えている姿がとても印象的でした。
お二人への取材をきっかけに、選んで食事をすることを意識するようになりました。
特に、自分が食べる食事に“まごわやさしい”が入っているかを確認することが増えました。
思いのこもったお弁当で、府中に“おいしく楽しく健康な”食事を届けるはらぺこりん。
現在、平日は府中市美好町の金田屋商店の前に出店しています。
是非立ち寄ってみてください!
キッチンカーはらぺこりん Facebook:https://www.facebook.com/harapekorin1218
キッチンカ―はらぺこりん Instagram:https://www.instagram.com/harapekorin1218/