第9回府中市民協働まつり(2023年11月25日,26日開催)
こんにちは。インターンの和田です。
2023年11月25日,26日で開催された「第9回府中市民協働まつり」に私自身も一部のブースを体験してきました。その様子を私の視点からお届けいたします。
協働まつりとは
「市内で活動する市民活動団体やCSR活動を行っている企業や行政各課の日ごろの活動を知ることができる2日間です。市民の皆さんが、地域での活動をはじめるきっかけづくりの場となることを目ざして開催するイベントです。新しい発見や出会いを探しにおでかけください。」(2023年協働まつりパンフレットより)
このように、日ごろ市内で活動されている団体が一堂に会し、市民の皆さんにとって活動を始めるきっかけづくりの場となるよう開催されるイベントになっています。
実際に体験してきました!
ボッチャ(府中deボッチャ)
今回がボッチャのデビュー戦。
初挑戦のインターン和田は勝利を収める事ができるのでしょうか...
ボッチャは近年、パラリンピックの種目として注目されており、東京パラリンピックでも日本代表選手が初の金メダルを獲得したことでも話題になりましたね。私も「ボッチャ」という名前や、どのような競技なのか、については東京パラリンピックをきっかけに知ることができていました。しかし、細かいルールについてはまるで分らず、ルール説明を「一語一句聞き逃すまい」と今日一番の集中力で聞いていました。
そして始まる第1ゲーム。
想像以上にずっしりと重いボール。
いざ第1投を投じると、あれよあれよと転がりコートの外へ。
ボールの転がりも想像以上でした。
私を含めた参加者は全員ボッチャ初体験でしたが、まるで大会の決勝戦のような盛り上がりをみせてゲームセットを迎えました。私は初陣を勝利で飾ることができましたが、勝ち負け以上にボッチャという競技に魅了されました。
「ボッチャはすべての垣根を超えて、誰でもできるスポーツ」(一般社団法人ボッチャ協会HPより)
まさにその通りだな、と実際に体験したことでこの身をもって感じました。
年齢、性別、障がいの有無に関わらず、すべての人が一緒に競い合えるスポーツはそう多くないのでしょうか。また、次の参加者の方も近くに待機されており、その方々もこの試合をみて一緒に盛り上がっている様子でした。このように自分が楽しむのはもちろんのこと、他の人と喜びを共有したり、一緒に盛り上がることの素晴らしさもボッチャ、ひいてはスポーツの醍醐味だなと強く感じました。
みなさん、ぜひボッチャを体験してみてください!
その靴、自分の足に合っていますか?身体の為に足のサイズを知ろう! (ふろっぐ)
「いい足ですね!!」
足のサイズを測ってもらおうと靴下を脱いだ瞬間のことでした。
人生で初めて足の形を褒められて少し舞い上がってしまいましたが、
その真意とは、
“特徴的な足の形なので、担当者にとって測りがいのある足の形である”
ということでした。(笑)
まさに、私はこれまでの人生で靴のサイズに悩まされてきました。
私の足は、「幅が広い」「甲が高い」「土踏まずがない」という三重苦であり、さまざまなメーカーを試したものの、ジャストフィットといえる靴にいまだ出会えずにいます。
(自分の足の幅に合わせようとすると、いつもつま先が余ってしまいます。)
実は、自分の足は土踏まずがないということを、この日初めて知りました。
その弊害とは、足にかかる負担が強く、疲れがたまりやすいとのこと。そして今回、負担や疲労を軽減するために、土踏まずを強制的につくることができるソールを紹介していただきました。(そのような商品があることすら知りませんでした...)
その他にも、シューズメーカーのサイズ表記の見方や、正しい靴の履き方などを教えていただき、滝のように目からうろこが落ちてしまいました。
次の日も教えて頂いた正しい靴の履き方を実践して、毎日足もとから快適に過ごすことができています!
ふろっぐさんは、「足の測定、機能的な靴の選び方から靴のフィッティングを行い、身体の痛みや不具合を取り除き、健康推進、足教育の推進を手助けしたい。」として、日々活動されています。
点字で自分の名前を書いてみよう(点訳ボランティアてまり)
実際に体験はしていませんが、お話を伺って大変勉強になる時間でした。
点訳ボランティアてまりさんは、「依頼された方のご希望にそった点訳」をモットーに活動されています。書籍・雑誌はもちろん、お店のメニューやセミナー等のパンフレット、名刺に点字を入れるなど様々な依頼に対応されています。現在では、機械化によって以前より点訳しやすい環境にはなっているものの、イラストや図が多く使用された料理本などの点訳には、まだまだ人の手による作業が必要不可欠だそうです。
今回、点字が母音と子音の組み合わせで成り立っているということを初めて知ることができました。その日の帰り際に、街なかの点字を点字表と照らし合わせて読み取ろうとしましたが、非常に判別が難しく、読み取るのに時間がかかってしまいました。実際に、後天的に目が不自由になってしまわれた方も、点字の習得に苦労されるようです。
この日をきっかけに、
どれだけ日々の生活の多くを「視覚」に頼っているのかということを痛感しました。
たとえば、街なかにはたくさんの歩行者や自転車、車が行き交い、看板や標識などであふれています。視力を失うという事は、これら数多の情報を一度に失ってしまうということです。これが意味することは、生活を送ることに対するハードルがぐっと高まり、同時に危険も増えるということです。
これらの経験や気づきを経て、日々の暮らしの中にはまだまだ視覚以外による情報伝達手段が不足しているのではないかと感じました。しかし、点字や音声案内などは既に存在するものの、すべての視覚情報を「その他のなにか」で代替することは非常に困難でしょう。
これらの問題を解決することは簡単ではありませんが、自分にとっての「あたりまえ」について考え直し、そして考え続けなければならないと強く感じました。
初めての協働まつりを経験して
プラッツでのインターンを始めて、「協働」という言葉の理解が定まってきたタイミングで開催された協働まつりでした。
団体活動をされている方々のアクティブさを間接的に感じていたものの、直接肌で体感する機会はありませんでした。今回の協働まつりも、日々活動されている皆さまの存在がなければ、“協働まつり”というイベントそのものが開催されることはなかったでしょう。
このような活動団体が一堂に会するイベントを通じて、これまで「なにか活動をしてみたいな」「興味はあるけど何から始めたらよいかわからない」という方にとって活動を始めるきっかけとなったり、「全く興味がなかった」という方には、まず知ってもらうという良いきっかけになるのではないかと感じています。
次回の協働まつりは10回目の開催という節目を迎えますが、皆さんのエネルギーに負けないよう私自身も日々積極的に活動していきたいと思っています
ありがとうございました。
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